私共は、より良い商品・より良いサービスをご提供されている企業さまが、課題を解決される際に必要な『仮説の構築・検証』のお手伝いをしております。
2011年からこれまで、3,000を超える各企業さまのお客さまの声の中で、
『全く私たちの事が分っていない。』『そこじゃない。』『ちょっとずれている。』
という声を耳にしてきました。
これは、『仮説のズレ』が原因でした。
今回から5回にわたりまして、『仮説構築の勘所』をテーマにご紹介できればと思っています。
今回は冒頭の通り、『毎年やってるWEB調査、パネル品質って大丈夫?』というテーマに関してご紹介します。
WEB調査は電話調査、グループインタヴュー、デプスインタヴューに比して、即時性と費用対効果でとても有効な調査手法として、皆さまもご活用されているかと思います。私共も仮説検証の際、ご専門の調査会社さまとご一緒しています。
そのようなWEB調査ですが、頻繁にご利用されている企業さまから、『パネルの品質って大丈夫なのかな?』というご不安の声を良くお聴きします。
一発で確認できる方法があります。こちらは手間はかかりますが、同時に得るものも沢山あります。
FA(フリーアンサー)の設問がパネル品質検証ツールに!
それは『FA(フリーアンサー)回答必須の設問を設定する』事です。
FAの回答結果を精査しますと、全く同じ回答、ある時間帯に纏めて同じような回答等、同一の方がご回答されている件数が1~2割見受けられることがございました。当然、調査会社さまでも、打開改善の為にご努力されておられるかと思います。
今後は調査会社さまとご一緒に改善されたら、より精度の高い調査が継続される事と思います。
それと得るものですが、FAには多くの宝が眠っています。それは選択肢からは出てこない『お客さまの真のお求めのヒント』です。通常FAは『その他、何かございましたらご回答ください。』と設定されていますが、必須とする事で、FAの定量検証ができ、真のお求めの定量化も図れます。
真の仮説への近道(正確には回り道)ですね。
是非一度試されてみては如何でしょうか?
季節の変わり目、皆さま、どうぞご自愛下さいませ。