皆さん、こんにちは。
ダイアログ・プラットフォーム・アジアの先﨑でございます。
私共は、より良い商品・より良いサービスをご提供されている企業さまが、課題を解決される際に必要な『仮説の構築・検証』のお手伝いをしております。
前回は『毎年やっているWEB調査、パネル品質って大丈夫?』と題しまして、解決方法の一つを紹介差し上げました。その中で、FAにはたくさんの宝が眠っている事を言及させて頂きました。
今回は、それらFAの回答が、脇役ではなく主役にもなり得るという事について紹介差し上げます。
WEB調査(定量調査)は当然ながら、仮説検証用に定量で確認するものです。
FAに眠るお客さまの声が『脱予定調和』の糸口に!
FAは選択肢にない声であるという点が大きな肝です。選択肢ではないお客さまの意識の中にある本音から『新たな選択肢が生まれる瞬間』です。これまでの調査結果の知見に基づく仮説が、お客さまの変化によりズレが生じてまいります。特に毎年実施している調査では、調査実施が目的化し、『予定調和な結果』に対する声を事業部長さまからお聴きします。
『いつも通り調査はやったけど、気づきがないな。』『何か違和感があるな。』という事業のプロとしての『?』が残るケースを多く耳にしてまいりました。
FAの回答が真の仮説の検証と再発見に導く!
それらFAを必須にする設問を設定する事によって、FAの回答自体の定量化が実現します。つまり本音の定量化です。ここで仮説のズレを改めて確認する事が出来ます。本来は定量調査の前に固めておくべき仮説ですが、仮説のズレの再検証をする事で、開発方向性とお客さまが本当に求めている点の『ズレ』を発見できた事例が数多くございます。
もう一つの利点は、新たな仮説のヒントが発見できる事です。調査協力下さる皆さまは色々な目的で応募下さいます。ここにはクレームを提示されるお客さまと異なり、必ずしもお申し出するつもりはございません。非常にフラットなお客さまです。それらお客さまが現在何をお感じになっているのかを『導く』のではなく『発見』する事は、仮説構築にとって非常に大きな役割を果たしています。
私共も、このような仮説構築により、定量(販売・リピート)、定性(ご満足度)両面での効果が達成されている事で確信を持っております。
ご興味ございましたら、一度こちらまでご照会下さいませ。
今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
季節の変わり目、皆さま、どうぞご自愛くださいませ。