皆さん、こんにちは。
ダイアログ・プラットフォーム・アジアの先﨑でございます。
私共は、より良い商品・より良いサービスをご提供されている企業さまが、課題を解決される際に必要な『仮説の構築・検証』のお手伝いをしております。
前回『本質はFAの深堀から見えてくる。(前編:FAの定量化)』と題しまして、FA設問を必須にすることで、真の仮説の発見に繋がる事を紹介させて頂きました。
今回は、FAの回答を効果的に分析する方法に関しまして、その一例をご紹介差し上げます。
FAの回答から真の仮説のヒントを掴む!
FAの回答は一つの定性データとして参考にして終わり、となりがちです。我々はこのデータをもう一堀します。例えば、お客さまからクレームの多いあるトラブルの根本原因を掴みたいとします。設問としては『あなたにとってこのトラブルの根本原因は何であるとお感じですか?』となります。その回答として、お客さまは選択肢に依存することなく、ご自身の思う原因を列挙されます。
これが真の根本原因が発見できる瞬間です。
FAの回答の定量化から真の仮説を構築する!
次にこれらFAの回答自体を定量化します。列挙された原因を定量解析する事で、あらかじめ用意した選択肢にない新たな原因が得られます。お客さまの本音が作る選択肢です。真の根本原因を掴む為に必要なお客さまの本音です。
事業反映の為に、仮説を整理する!
最終的にお客さまの本音を皆さまの事業に反映する方法がポイントです。根本原因で言えば、これを自責・他責に区分します。原因をお客さまご自身にあると感じている場合があります。その場合は、丁寧に寄り添い、今後の施策のヒントとします。他方、原因が皆さま(商品・サービス)側にある場合は、改善のみです。
このように皆さまの事業課題に直結させる一工夫が調査結果の評価を左右します。
FAの回答は、皆さまの事業課題を解決する近道でございます。私共のクライアントさまから『今までの調査で満足できない理由が判った。』というお声を数多く頂戴しております。
お客さまの真のご要望にお応えする為に、定量検証の設計に際し、FAの設定を見直されてみることをお薦め致します。
ご興味ございましたら、一度こちらまでご照会下さいませ。
今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
皆さま、ご家族の皆さま共々、どうぞご自愛くださいませ。